お家のメンテナンス③
前回から引き続きお家のメンテナンス方法をご紹介していきます。
前回まで外壁などの外回りについてお話しております。
詳しいメンテナンス方法は以下からご覧くださいませ。
今回はエアコンのメンテナンスについてです。
春や秋の時期は使用頻度が低くなるので、点検や清掃の良いタイミングです。
我が家のエアコンは今年の夏に冷風が出なくなり、寝苦しい夜を経験しました(原因はガス漏れでした)。
買替えにいたらなくて安心しましたが、よりエアコンの大切さを痛感しました。
涼しくなってきたこの季節にエアコンを確認していきましょう。
エアコンといえばフィルターの清掃がとても大切です。
半年に一度は必ず行いましょう。
エアコンは室内の空気を吸収や排出することにより、冷暖房を行います。
その際にフィルターで空気中のほこりなどを取り込まないようにガードしています。
フィルターが汚れたままであると以下のような問題が起こります。
- 冷暖房効率の低下:フィルターが詰まっていると、空気の流れが悪くなり、冷暖房の効きが悪くなります。
- 電気代の増加:効率が悪くなることで、エアコンが余計に稼働するため、電気代が増える原因になります。
- 室内空気の質の低下:ほこりや花粉がフィルターを通り抜けてしまうと、室内の空気が汚れてしまいます。
- カビや臭いの増加:室内機の循環が悪化するとカビや臭いを発生しやすくなります。
水漏れや効きが悪いなどは普段のお手入れ不足が原因かもしれません。
フィルターのお手入れ手順
①運転を停止させ、コンセントプラグを抜きます。
安全にお手入れするために、コンセントプラグを抜きましょう。
②パネルを開き、フィルターを外します。
機種によりフィルター以外の部品があります。説明書を読みながら外しましょう。
③表面のほこりを掃除機で吸い取る。
掃除機で吸う際は毛ブラシなどのアタッチメントを使用すると効率よく吸い取れます。
④水洗いをする。
水洗いする際は裏側から水をあてると落ちやすいです。
中性洗剤とやわらかいスポンジ(メラミンスポンジはNG)で洗うとさらによいでしょう。
⑤フィルターを乾燥させ、元に戻す。
水気を切った後、紫外線のあたらない風通しの良い場所で陰干しをしましょう。
十分に乾いたら、②と逆の手順でフィルターを戻します。
フィルターを戻す前に室内機内部のほこりやカビなどもふき取るとさらに良いでしょう。
ここまではご自身でできるメンテナンスですが、定期的にプロの方のクリーニングを行うことをおすすめします。
機種にもよりますが数万円でできますので数年に一度はすると良いでしょう。
クリーニングの頻度ですが使用状況により異なります。以下はクリーニング頻度の目安となっています。
1日に8時間以上運転している、キッチンの近くにエアコンを設置している、室内で喫煙する、アレルギー持ちの家族がいる、ペットがいるご家族の場合 | 1年に1度 |
1日に4~7時間程度運転している、リビングやダイニングに設置している | 1~2年に1度 |
上記以外の場合 | 2~3年に1度 |
既に掃き出し口やルーバーにカビが付着している、カビの臭いがする、水漏れしているような状況の場合はすぐにクリーニングすることをおすすめします。
ここからはメンテナンスの際の注意点です。
エアコンを掃除する際に洗浄スプレーや防カビスプレーを使用される方もいらっしゃいますよね。
手軽に洗浄できたり、カビを抑えるために室内機内部に噴射するものですが、そのスプレーによって逆に汚してしまう可能性が高いそうです。
スプレーの成分や水分により、さらに汚れやカビを発生しやすく、付着しやすい状況になるそうです。
スプレーは使用せずに、クリーニングすることをおすすめします。
さらに防虫対策として外のドレンホース(水がでてくる部分)に防虫キャップを装着している場合も注意です。
ドレンホースから虫を室内に侵入させずに水は外に流す製品ですが、内部にゴミが詰まったり、キャップの構造上水が外に流れなくなる場合があります。
水が流れないと室内機に逆流し、水漏れの原因となります。
防虫キャップを使用される際は水が流れているかを定期的に確認すると良いでしょう。
エアコンのメンテナンスはついつい忘れがちになってしまいますが、使用頻度が下がる時期に確認しておきましょう。
エアコンの新設や交換、撤去のご相談もお受けしておりますのでお気軽にご相談くださいませ。
お問い合わせ、ご相談はこちら0766-59-2256営業時間 8:00-17:30 [日・祝日除く]
お問い合わせ