大規模リノベーション#2

夏頃から住宅の大規模リノベーションが始まっています。
木造　床面積1階：64坪　2階：33坪の2世帯住宅です。

タイトルを「 大規模リノベーション#〇〇 」としますので、順に読んでいきますと、リノベーションが完成するまでを追ってご覧いただけます。

今回は2階の解体後の様子です。

既存の構造体と床の下地は活用していきます。

リノベーション後の間取りは、契約までは現地調査を行い、壁や天井で覆われて見えない内部構造を推測して決めていました。
その後の解体でスケルトン（柱・梁などの構造体）にすると、隠れていた内部構造が明確に見えてくるため、想定していた間取りから変更することもあります。

構造体と新たに設計した間取りを見比べ、柱や梁を撤去しても問題ないところや補強が必要な場所を確認していきます。

2階の小屋裏は、屋根瓦がきれいに保たれていたため、雨漏りなどがありませんでした。
屋根瓦はずれているところの積み替えや漆喰の補修を行いました。手刻みで彫られた梁や柱はいつ見ても素敵です。

既存の木製火打ち梁は通常の2倍以上あり、あまり見たことがない長さで驚きました。
強度を出すために、金属製の火打ち梁に変更し、細かい間隔で設置します。

次回はいよいよ2階リノベーション開始です。

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